学生から社会人になって一年 社会人生活を振り返る

あと一ヶ月で社会人になって1年が経つ。そこで社会人生活を振り返ってみようと思う。

学生から社会人へ 環境の変化

  • 首都圏から地方へ
  • 周囲の平均年齢が20歳上昇
  • いくら働いてもお金がもらえない研究室から働いた分だけ給料がもらえるように

もともと実家は神奈川県北部、横浜にも東京にもアクセスが良い場所で大学も実家から通っていた。それが今は地方(イオンやコンビニはある程度の田舎)に住んでいる。 就活の際は勤務地よりやりたいこと!だと思っていたのだが、都会でずっと暮らしていた人間にとって田舎で暮らすことは相当精神的にダメージが大きかった。特に若い独身の女の人が全然いない!東京横浜には腐るほどいるのに。イオンにいる若い女の人は大体子持ちである。かわいーなーと思ったら子連れ。地方と都会だとおそらく初婚年齢もだいぶ違うと思われる。もう二十代半ばくらいには結婚しないとやばい!位の感覚。

田舎だと買い物も簡単にはできない。Amazonが無かったら死んでたかもしれない。よかったネットがあって。20年前にこの生活をしていたら間違いなく病んでる。本当にネットは偉大である。すぐに友達と連絡も取れるしいろんな情報も見れる、音楽も聞ける。なんとなく誰かとつながっている気になれてさみしくない。一番困ったのは本屋だ。都会だとその辺の本屋でもきちんと新書が置いてあり、ある程度専門書もおいてある。こっちに来てびっくりしたのは近くにそこそこ売り場面積の大きい本屋があるのに半分は漫画と雑誌!新書は棚一つ分しか置いていなかった。田舎でもこれは少し極端なのかもしれないが都会ではあんまりこういう構成の本屋はない気がする。最近暇な土日は本を買うためだけに県庁所在地まで行っている。

次に大きく環境が変わったと感じたのは、周囲の人の年齢だ。学生時代は当然20代の人間が殆どだったわけだが、会社に入ると20代から50代までまんべんなくいる。当然だがすごくみんな落ち着いている。30代以上はほとんど結婚していて子供もいるので皆家族のために働いている。もちろん仕事は楽しんでやっているのだが、皆自分のために生きている、仕事しているというのではなく家族のためにやっている。責任が人間を大人にさせている、というのを実感した。将来この人たちのように自分も自分を捨て誰かのために生きていくかもしれない、ということを考えたとき愕然とした。今までは将来のために勉強し何かすごい未来があるかもしれないという幻想を抱いてきたわけだけども、会社に入るとこの先こういう風になるのか、という風に先が分かってしまう。まだ自分は子供だ。まだ学生気分が抜けない。

最後に、社会人になって給料がもらえるようになった。人生でこんなに多くのお金を自由に使えるのは初めてである。自分が稼いだ金(真面目に考えると新入社員なので会社に稼がせてもらっている金なのだが)なのでどう使おうと自由だ。思っていた以上に色々なことが出来る。欲しいものが買える。金を手にしたことで物が買えるのに加え、自由を手にした気がする。

社会人になっての環境の変化はこんなところだろうか。次は仕事について振り返ってい見ようと思う。

フィリピン語学留学(2週間)体験談

今日はフィリピン、セブ島で行った語学留学(英語、2週間)について書いてみようと思う。

行ったのはちょうど1年前(2015年2月)、修論発表後の春休み、学生最後の休みの記念として行った。仕事で必要だとか具体的にどのレベルに達したいとかそういう具体的な目標は無くなんとなく行ってきた。

自分の英語レベルとしてはTOEIC 700点くらい、映画など見ても字幕なしだとほぼ理解できず、また、英会話の経験もたまに共同研究している研究室にいる韓国人と話すがあまりスムーズに意思疎通できないレベルだった。

基本フィリピンの語学学校は毎週月曜に入学できるようになっており、日曜夕方から夜あたりに寮に入り、次の日の月曜にオリエンテーションを受けるという形が一般的だと思う。自分の場合月曜は一日オリエンテーションで、一応リスニング、リーティング、ライティング、スピーキングの試験(TOEICの簡略版+自己紹介をフィリピン人の先生にする)があり、ここで自分のレベルが学校側に把握され、レベルにあった内容の授業をやってくれるシステムになっていた。一般的な日本人と同様、自分の場合もリーティングとリスニングの点数は高いが、ライティングとスピーキングは普通、といった評価だった。試験の後、ショッピングモールに案内され、両替や証明写真の撮影などを行い、同じ日に入校した人たちとショッピングモールでご飯を食べた。学校のwebサイトでは日本人と韓国人比率がほぼ50%ずつということだったが、それも理由の一つとしてその学校に決めたのだが、実際行くと9割がた日本人だった。この辺はその時々により日本人が多いか韓国人が多いか変わってくるので、エージェントに確認したほうが良いかもしれない。

授業は火曜から始まり、朝から夕方まで一時間刻みでみっちりあった。フィリピンの語学留学の良い点として人件費が安いため、マンツーマンの授業が非常に安く受けられるという点がある。確か一日8コマ(1コマ1時間)授業があり、自分の場合はそのうち5コマはマンツーマンだった。自分のように英会話初心者は特にグループレッスンでは話に入っていくことが難しいため、フィリピン留学は非常に良いと思う。2週間しかいなかったが、英語に対する抵抗感は消え、簡単な単語や構文(中学英語レベル)だったら比較的スムーズに口から出てくるようになった。自分のようにある程度受験英語はできるが、実際に英会話の経験がない、という人は、数週間だけでも行くと生の会話の中で頻出する単語や構文を知ることが出来、定着させられるので、行く意味はあると思う。

自分のようにほぼ全く話せないレベルから日常会話レベルはなんとか話せるレベルに達するためには、実際に話してみてどういう単語や熟語、構文が頻出なのか知り、すぐ出てくるようにすることが一番重要だと感じた。また、実際に伝えたいことを考え、英語でどのように表現できるか調べ、考え、実際に話すことで参考書を読むよりも圧倒的に頭の中に表現がインプットされる。

授業の中で最も好きだったのは、答えがないような難しいお題が与えられ、それについて先生と議論する授業である。例えば中絶、同性婚に対する賛否、政治の腐敗は政治家に責任があるのかそれとも有権者に責任があるのか、といった感じである。英語がたどたどしく議論といってよいのかわからないレベルではあったが、全く新しい経験で楽しかった。

いままでフィリピンの語学留学について良い面しか述べてこなかったので悪い面についても述べようと思う。フィリピン人の母国語はタガログ語でフィリピン人にとって英語は第二言語である。なので会話のスピードもネイティブほどではないし比較的簡単な表現を多用してくる。英会話初心者にとってはこれが良いことなのだが、おそらくフィリピン人の英語が聞き取れるようになってもネイティブの英語は聞き取れるようにならない。したがって、数週間いてある程度日常会話を習得したと思ったら英語が母国語の国に行った方が良いのかもしれない。ただ英語が母国語の国に行くと会話のスピードが速いのでスピーキング力を十分付けてから行った方が良いという気もする。実際カナダやアメリカに1年間くらいいてヒアリングは大丈夫だけどスピーキングがそんなできないという人が結構フィリピンに来ていた。

色々書いたが今社会人1年目で仕事になれるのでいっぱいいっぱいで英語は完全に放置していた。今回の記事は自分への戒めという意味で書いている。やはり研究職である以上英語は必須なのでskype英会話などを使って英語力をキープあるいは上げていこうと思う。

初めまして

初めまして。

今年首都圏にある大学院を修了して今新卒として大手メーカーで研究職として働いています。

会社に入り、口頭でも文章でもわかりやすく話をまとめて伝える能力が非常に重要であることに今更ながら気づき(というかコミュ力が足りないことに気づき)、これを向上させるためにブログを始めてみようと思った次第です。

趣味はピアノ、ギター演奏、音楽鑑賞、旅行、加えて最近DTMを始めました。

このブログに何を書くかまだ決めていませんが、会社生活、上にあげた趣味の話を書く確率が高いです。

よろしくお願いします。