モスクワ旅行記(入国〜1日目)

 モスクワ旅行 入国以降のことを記そうと思う。前回、ビザ申請〜入国までのことを記した。怖い入国審査官に冷たい目で見つめられ、ようやく入国できた。

 入国すると、驚いたのが、アジア人がいない!ことであった。いや、中国人らしき人は少しいたかもしれない。ただ、空港を出て、電車でモスクワ中心部に向かうと、自分達以外でアジア人どころか、ロシア人以外の観光客とパッと見て分かるような人たちとすれ違うことは、ほぼなかったような気がする。

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 電車に乗り、モスクワに向かったが、ちょうど早朝モスクワに着いたため、通勤時間と重なった。印象的であったのが、皆俯きながら歩いていたことであった。雰囲気は日本に似ている。皆閉鎖的な環境、退屈な毎日に疲れているように感じた。

 ロシアに入国し、困ったことがある。まず、標識の文字が、キリル文字オンリーで英語併記がしていないということである。いや、キリル文字くらいはロシアに入国するまでに調べておけという話かもしれないが、これまで複数の国に旅行してきて、あまり標識まで読めず困るということはなかったので、油断していた。EU圏であればだいたい観光地には英語の標識があるし、英語の標識がなくても、そもそもその国の文字がアルファベット、もしくはアルファベットと非常に違い文字である。従って、行き先の地名くらいは識別することができる。また、中国に行った際は、英語はないが、漢字なので、地名どころか、文章として何を言っているのか、何となくわかる場合も多い。

 キリル文字で困るのは、まず形が全然アルファベットと違う形の文字があるということ、また、アルファベットと同じ形なのに、読みがアルファベットと異なる場合があるということの2つである。例えば、アルファベットのdはよく顔文字で使われるдになる(顔文字:(゚д゚)こんなやつ)。 こいつのおかげで、顔文字の表情が多彩になってますよね。また、アルファベットのvはなぜかвになる。他にもアルファベットのsがキリル文字だとcとか。おかげでmoscowのキリル文字表記(Москва́ )(発音はMoskva)がモスクワに着いた時に読めず、Москва́ がモスクワを意味していることに気づいたのは、着いてから数時間経ってからだった。それまでは、ずっと「モックバ」としか読めず、「モックバ駅がモスクワの中心部らしい!」という認識で、それをモスクワと認識することなく、モスクワ駅に向かっていた。モスクワに旅行される皆様、Москва́ はモスクワです。これだけは覚えといて損はないと思う。

 ロシアに入国してもう1つ困ったことが、モスクワが暑い!ということだった。着いた初日は30度は確実に超えていた。特に気温を調べずモスクワは寒いだろうと、長袖しか持って行かなかった結果、30度越えの気温と強い日差しで熱中症になりかけた。1日目は、睡眠不足と強い日差しにやられて早々にアパートで就寝した。