なぜ野球選手はあんなカッコ良いのか

なぜ野球選手はあんなにカッコ良いのか。別に私は野球ファンでもなんでもないが、テレビ中継で観る野球選手はかっこいいと思う。考えてみれば、生きる上で、バットをボールに当てることは、全く必須スキルではない。でも、カッコ良い。

これはやはり、野球選手の、バッターボックス、マウンド上での万能感ではないかと思う。

はじめ野球選手に話を限ってしまったが、サッカー選手もカッコ良い。狙いすましてシュートして、狙い通りに入った時の万能感。この万能感が、人をカッコよく見せる。

先日、大学である教授の講義を聞き、カッコ良いと感じた。やはりこれも万能感だろう。その分野については、自分が一番詳しい、という裏付けからくる万能感。ある学問分野について「語る」ことができるのは教授だけだ。「語る」だけでカッコ良い。

職場でもカッコよく見えるおっさんはいる。職場のことについてよく知っているおっさんだ。これも万能感からくるものだろう。

一つ気をつけたいと思うことは、小さい集団内では、誰でも万能感を持つことができる。井の中の蛙大海を知らずというやつだ。小さい集団内で、万能感を持って、うぬぼれないようにしたいと思う。客観的に見ると、そのような人が一番恥ずかしい。